2011年2月25日金曜日

PC内の音源全部どこでも聴けちゃうアプリ Audiogalaxy Mobile

iPhoneの容量不足に悩む日々とさようなら。

http://itunes.apple.com/app/audiogalaxy-mobile/id373357030#

Audiogalaxy Mobileは、3G回線を利用して自宅のPCの音源にアクセスしてくれるアプリです。
つまり、「iPhoneにmp3を同期させなくても、持ってる曲どこでも全部聴けちゃうよ!」って事ですね。
こんな感じ。やはり多少のタイムラグはあるものの、割とストレス無くiPodと同じような感じで使えます。

twitterとかfacebookとの連動機能もあります。


これで無料ってんだから驚き!

2011年2月13日日曜日

PCDJ用スイッチャーまとめ

ちょっと前まではPCDJといえばSerato Scratch Live一色だったクラブのDJブース。
最近では現場でもちらほらとTraktor Scratchをはじめ色々なソフトを使うPCDJユーザーが増えてきました。
PCDJの利点のひとつに、クラブの機材に影響されることなく自宅のDJ環境を持ってこれる点があります。
そういう意味では、ターンテーブルをはじめとする他のDJ機材のようにデファクトスタンダードを選ぶ意味が薄れてくるので、当然の傾向といえば当然なのかもしれません。

しかし、ここでひとつの問題が生じます。
それは、大抵のヴァイナルコントロール用PCDJソフトウェアには専用のオーディオインターフェースが存在し、別の種類のPCDJユーザー同士が交代する際には複雑な配線を毎回やりなおさなければならない、という点です。

これを解決してくれる画期的アイテムがPCDJ Switcherです。
スイッチャーをあらかじめ配線に組み込んでおくことで、PCDJを複数台同時に接続し、簡単に切り替えることが可能になります。
また、PCDJを使わない場合でも、Phono信号をそのままスルーすることで問題なくDJができます
今日はこのスイッチャーに関して簡単にまとめてみます。


Magma Switchbox
おそらく最初に発売された製品がこれだと思います。
ただ、構造的に色々と問題があるらしく、日本国内で取り扱ってるところはあまり無いです。
色々と改良されたv2という新型も発売されていますが、こちらもあまり評判は良くないようで・・・。
よっぽどのことが無い限り避けたほうが無難でしょう。
値段は2万円前後が多い模様。

Exform PDS-1
PCDJを同時に3台まで接続可能。
更にPCDJ用の端子群を上部につけることで接続も簡易化。
まずこれ買っとけば間違いないだろうと思われる一品。
相場は3万前後。

Rodec Patch Live
DJミキサーでも有名なRodecが製作。
PCDJを同時に2台まで接続可能。
PDS-1と同様上部に端子群があり、接続も容易。
ミキサーにかぶせるように設置することができ、見た目にもスマート。
相場2万5千円前後。


PCDJもだいぶ増えてきたことですし、そろそろスイッチャーもクラブに常備されるようになるかもしれませんね。
そんなの待てない!買っちゃう!って人はこの記事を参考までにどうぞ。

2011年2月12日土曜日

SL4 & Traktor Pro2の新機能、変更点まとめ。

続々と新しいのが出るみたいですねー。


SL 4 for Serato Scratch Live
http://rane.com/sl4.html


USBポートを二個搭載し、SLユーザー同士のB2Bにも対応。
交代の時も楽になりそう。
4Deckも使えるようになり、MIDIコントローラーによる操作も可能に。
音質もググーンと良くなって、24bit/96khz!
音質面ではTraktorと同等の性能になった模様。
まあmp3でまわしてる人には関係無いけども。
4月発売予定。


Traktor Pro2 / Traktor Scratch Pro2
http://www.native-instruments.com/#/en/products/dj/traktor-pro-2/
http://www.native-instruments.com/#/en/products/dj/traktor-scratch-pro-2/

この間の半額セール、やっぱりこのための在庫一層作戦だったのか。
パッと見てすぐ気付くのが波形の色の変化。SLのように音程によって波形の色を変えてます。
そしてエフェクトの種類が追加され、オーディオインターフェースにSend/ReturnさせることでTraktor自体を普通のエフェクターのように使えるようになる模様。
そしてサンプラー機能が追加され、サンプラーの音をループさせてDJに組み合わせるループサンプラー機能もつくとのこと。
更にリアルタイムで録音した音をサンプラーに突っ込んでそこからループさせる、なんてこともできるみたい。
DJ KentaroがScratch Liveでやってるアレですね。
詳しくはこの辺りを見るとわかるかと思います。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/dj/webpro/dj-interview/dj-kentaro/afra.html

同時に新しいオーディオインターフェース、Audio 10も発売するとのこと。
http://www.native-instruments.com/#/en/products/dj/traktor-audio-10/?page=1921

入出力端子が増え、音質も向上。
更にLED表示によって接続状態等がよりわかりやすくなったみたい。

さてさて、気になるお値段はいかほどか。
Native Instrumentsの公式サイトによると、
Traktor Pro2 $229
Traktor Scratch Pro2 $669 (including Audio 10)
だそうです。

そして、特に半額セールで購入した人達が気になるであろうアップグレードの値段は。
Traktor Pro→Traktor Pro2、Traktor Scratch Pro→Traktor Scratch Pro2の両方とも$79。
更にScratchの場合、Audio 10付きなら$449。
高いと見るか安いと見るかは貴方次第。
こちらも4月1日発売予定。





今回のアップグレード。SLはTraktorにしかなかった機能を追加し、逆にTraktorはSLにしかなかった機能を追加したような感じですね。
個人的にはSL4のUSBポート二つ搭載するアイディアがすごいと思いました。脱帽モノです。

2011年2月9日水曜日

Traktor Scratchと普通のレコードを併用する方法

例のセールの影響もあってか、ここ最近周りのDJもどんどんTraktorを導入し始めました!
現場では自分以外のPCDJはほとんどがScratch Liveだったので、なんとなく肩身が狭かったのです・・・笑
というわけで、しばらくはTraktorを導入したばかりの人向けのTipsなども記事にしてみようかと思います。
色々とTipsはあるんですが、当分は実際に周りから聞かれた質問への回答を中心にまとめます。

・Traktor Scratchと普通のレコードを併用する方法
とっても簡単。ミキサーのPhonoとLineをパチッと切り替えるだけです。
ただし!正常に動作するためには、付属のマルチコアケーブルを正しく接続する必要があります。
というわけでこちらをご覧ください。じゃん。
 はい。こんな感じ。
って言ってもどんな感じなのかよくわからないと思うので、まずはマルチコアケーブルがどんな役割を果たすのかというところから説明していきます。

コントロールヴァイナルを使用してPCDJを操作する場合、PCがコントロールヴァイナルを認識する為、ターンテーブルの音をPC側に入力する必要があります。
要するに、ミキサーに挿してあるターンテーブルのラインをぶっこ抜いて、自分のオーディオインターフェースに挿さなきゃいけないわけです
当然ながら、この状態で普通のレコードをかけても音は出ません
何せターンテーブルがつながってるのはDJミキサーではなくPCですから。

ではどうすればいいのか?答えは実に簡単。

普通のケーブルの代わりに、マルチコアケーブルを使えばいいのです

このケーブルの偉いところは、「ターンテーブルからの出力ラインを中継し、二股にして増やしてくれる」という点にあります。
二股にわけられたラインの片方をミキサーのPhonoに入力、もう片方をオーディオインターフェースに挿せば・・・あら不思議!問題が解決しちゃいましたよっ?となるわけですね。

そして、マルチコアケーブルには接続しやすいよう色々な工夫がなされています。
ミキサーに挿すPhono出力&Line出力、それにターンテーブルからの入力を受けるラインは、ばらばらにならないよう短く3本まとめてあります。
オーディオインターフェースへ接続するPhono出力及びLine入力の2本も同じく短くまとめてあります。
更にこちら側はもう一工夫。ラインの接続箇所を間違えないように、ヘッド部分が通常の赤&白の組み合わせではなく、「黄&白」と「赤&黒」になっています
Traktor Scratch専用のオーディオインターフェースであるAudio4DJ及びAudio8DJの端子部分の色も上記のようになっており
接続の際は細かいことを考えず、単純に色を合わせて接続すれば正しく接続されるような仕組みになっています


以下にいつも自分が実際にやってる手順を書きますので、参考までに。


1. 左側のターンテーブルのラインをミキサーから取り外し、マルチコアケーブルの「Player TT/CD」と書かれているラインに接続。

別に右側から接続しても問題は無いのですが、通常の設定だとオーディオインターフェースのLine出力1&2及びPhono入力1&2は左側のターンテーブルに対応するように設定されています。なのでわかりやすいよう左から接続しています。


2. 1の手順であいたミキサーのPhono入力に、「Mixer TT/CD」と書かれているラインを接続し、更にその隣のLine入力に「Mixer Line in」と書かれているラインを接続。
ここが一番手間取るところです。暗いDJブースの中ミキサーの端子とケーブルを間違わないように挿さねばなりません。
ここで役に立つのが色別テープです。「TT/CD」と「Line in」のケーブルを取り違えないよう、色付きのテープで色分けしておくと非常に便利です
いちいちケーブルに書かれた小さい文字を判別する苦労が省けるのでオススメです。


3. 端子部分の色とケーブルのヘッド部分の色が合うように、オーディオインターフェースのPhono入力1&2及びLine出力1&2にケーブルを接続。

ここはもう細かいことを考えず、単純に色を合わせるだけです。
ただし、暗いDJブースではその肝心の色が見えにくいことが多々あります。
手元を明るく照らせるライト等があるとスムーズに接続ができますので、持っておいて損は無いでしょう


4. 右側のターンテーブルの方も同じように接続する。

1-3の行程をきちんと終えてから右側に取りかかりましょう
でないと、つながっていないケーブルだらけになり、どれがどれだかわかりにくく混乱してしまいます


5. 全ての接続部分に問題がないかチェックする。

間違ったところに挿してないか、接続部分がきっちりハマってるかチェックしましょう
PCDJ関連のトラブルは大抵ケーブルまわりが原因です。



と、こんな感じでちょっと大げさにまとめてみましたが、慣れれば案外チャチャっとできちゃう簡単な作業です。
それだけに油断するとトラブルの元になるので、例え慣れてきてもチェックだけはかかさないようにしましょう。