例のセールの影響もあってか、ここ最近周りのDJもどんどんTraktorを導入し始めました!
現場では自分以外のPCDJはほとんどがScratch Liveだったので、なんとなく肩身が狭かったのです・・・笑
というわけで、しばらくはTraktorを導入したばかりの人向けのTipsなども記事にしてみようかと思います。
色々とTipsはあるんですが、当分は実際に周りから聞かれた質問への回答を中心にまとめます。
・Traktor Scratchと普通のレコードを併用する方法
とっても簡単。ミキサーのPhonoとLineをパチッと切り替えるだけです。
ただし!正常に動作するためには、付属のマルチコアケーブルを正しく接続する必要があります。
というわけでこちらをご覧ください。じゃん。
はい。こんな感じ。
って言ってもどんな感じなのかよくわからないと思うので、まずはマルチコアケーブルがどんな役割を果たすのかというところから説明していきます。
コントロールヴァイナルを使用してPCDJを操作する場合、PCがコントロールヴァイナルを認識する為、ターンテーブルの音をPC側に入力する必要があります。
要するに、ミキサーに挿してあるターンテーブルのラインをぶっこ抜いて、自分のオーディオインターフェースに挿さなきゃいけないわけです。
当然ながら、この状態で普通のレコードをかけても音は出ません。
何せターンテーブルがつながってるのはDJミキサーではなくPCですから。
ではどうすればいいのか?答えは実に簡単。
普通のケーブルの代わりに、マルチコアケーブルを使えばいいのです。
このケーブルの偉いところは、「ターンテーブルからの出力ラインを中継し、二股にして増やしてくれる」という点にあります。
二股にわけられたラインの片方をミキサーのPhonoに入力、もう片方をオーディオインターフェースに挿せば・・・あら不思議!問題が解決しちゃいましたよっ?となるわけですね。
そして、マルチコアケーブルには接続しやすいよう色々な工夫がなされています。
ミキサーに挿すPhono出力&Line出力、それにターンテーブルからの入力を受けるラインは、ばらばらにならないよう短く3本まとめてあります。
オーディオインターフェースへ接続するPhono出力及びLine入力の2本も同じく短くまとめてあります。
更にこちら側はもう一工夫。ラインの接続箇所を間違えないように、ヘッド部分が通常の赤&白の組み合わせではなく、「黄&白」と「赤&黒」になっています。
Traktor Scratch専用のオーディオインターフェースであるAudio4DJ及びAudio8DJの端子部分の色も上記のようになっており、
接続の際は細かいことを考えず、単純に色を合わせて接続すれば正しく接続されるような仕組みになっています。
以下にいつも自分が実際にやってる手順を書きますので、参考までに。
1. 左側のターンテーブルのラインをミキサーから取り外し、マルチコアケーブルの「Player TT/CD」と書かれているラインに接続。
別に右側から接続しても問題は無いのですが、通常の設定だとオーディオインターフェースのLine出力1&2及びPhono入力1&2は左側のターンテーブルに対応するように設定されています。なのでわかりやすいよう左から接続しています。
2. 1の手順であいたミキサーのPhono入力に、「Mixer TT/CD」と書かれているラインを接続し、更にその隣のLine入力に「Mixer Line in」と書かれているラインを接続。
ここが一番手間取るところです。暗いDJブースの中ミキサーの端子とケーブルを間違わないように挿さねばなりません。
ここで役に立つのが色別テープです。「TT/CD」と「Line in」のケーブルを取り違えないよう、色付きのテープで色分けしておくと非常に便利です。
いちいちケーブルに書かれた小さい文字を判別する苦労が省けるのでオススメです。
3. 端子部分の色とケーブルのヘッド部分の色が合うように、オーディオインターフェースのPhono入力1&2及びLine出力1&2にケーブルを接続。
ここはもう細かいことを考えず、単純に色を合わせるだけです。
ただし、暗いDJブースではその肝心の色が見えにくいことが多々あります。
手元を明るく照らせるライト等があるとスムーズに接続ができますので、持っておいて損は無いでしょう。
4. 右側のターンテーブルの方も同じように接続する。
1-3の行程をきちんと終えてから右側に取りかかりましょう。
でないと、つながっていないケーブルだらけになり、どれがどれだかわかりにくく混乱してしまいます。
5. 全ての接続部分に問題がないかチェックする。
間違ったところに挿してないか、接続部分がきっちりハマってるかチェックしましょう。
PCDJ関連のトラブルは大抵ケーブルまわりが原因です。
と、こんな感じでちょっと大げさにまとめてみましたが、慣れれば案外チャチャっとできちゃう簡単な作業です。
それだけに油断するとトラブルの元になるので、例え慣れてきてもチェックだけはかかさないようにしましょう。
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